胃がんに罹患した時のビデオ 第24話です。
タイトルは、「ヒポクラテス達からの洗礼」です。
胃がんに罹患してから、かかりつけ医に紹介してもらったのが、地元で一番大きな大学病院です。
色々な人のお見舞いで、何度か来たことはありましたが、まさか、自分がお世話になるとは、考えてもいませんでした。
さて、国立大学附属病院の使命の一つに、地域医療への貢献があります。
その一つが、学生たちに対する教育訓練の場所を提供することです。
そこで、診察や入院時に学生たちの立会を許可するか、どうかの承諾書の記入があります。
当然、お断りすることも出来ます。
個人的には、将来のヒポクラテス達の為にと思い、この身を捧げて来ました。
手術が終わり、集中治療室で1日過ごさなければなりません。
麻酔がきれるようになると、腰と左腕に激痛が走るようになりました。
看護師と家族のいる前で、 右手の管がとても痛いと訴えると、皆がキョトンとしています。
返ってきた言葉は、何も付いていないとのことです。
感覚的には、左手に付いている何本もの管と、同じような管が右手にも付いているという感覚でした。
そうです、手術日の前日の採血。
学生の練習台になり、失敗したのを思い出しました。
腰は、麻酔の時の先生が原因だと思いました。
最初は胃内視鏡検査の失敗でした。
3度ヒポクラテス達からの洗礼をうけました。
これで「ヒポクラテス達からの洗礼」についての話を終わります。
次回は、「人生で一番長い時間」です。
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