今回の「ふるさとシリーズ」は、「岩屋堂」の紹介をします。
前回紹介した若桜鉄道と同じ、鳥取県八頭郡若桜町にあります。
若桜駅から車で10分位で行けます。
その前に、国道29号線の説明をします。
国道29号線は、鳥取県の県庁所在地である鳥取市と、
兵庫県姫路市を結ぶ一般国道です。
戦国時代、鳥取城主と姫路城主が、
同じ池田家であったことで、
往来の為に、道路が整備されていました。
2005年に鳥取自動車道が無料化となったことや、
2013年に全線開通した為に、交通量が大幅に減少しました。
それまでは、鳥取市と京阪神方面を結ぶ幹線道路でした。
これは若桜町から鳥取市に向かう途中にある、
砕石工場です。
この国道29号線の、兵庫県と鳥取県の県境、
戸倉峠を下りた直ぐの場所に「岩屋堂」があります。
正式名を「不動院岩屋堂」と言います。
日本三大投入堂の一つで、
国の重要文化財に指定されています。
後のこの番組で紹介しますが、
鳥取県には「三徳山三佛寺投入堂」があります。
こちらは国宝で、ご存じの方も多いと思います。
三徳山は断崖絶壁に建っている為、
険しい山道を登って行く必要があります。
日本一危険な国宝と言われています。
一方、同じ投入堂である「岩屋堂」は、
国道29号線から、山道を車で2分程度走った場所にあり、
とても楽で安全に行ける投入堂です。
西暦806年に建立され、
間口約7m 高さ13m 奥行10mの天然洞窟に建てられています。
前方が入母屋造り、後方が切妻造りの屋根があります。
弘法大師(空海)が33歳の時に彫刻された不動明王で、
東京にある目黒不動と目赤不動とともに、
日本の三大不動明王と言われています。
これで「岩屋堂」の紹介を終わります。
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