今回の「ふるさとシリーズ」は、鳥取県倉吉市にある白壁土蔵群です。
鳥取県倉吉市は、鳥取県の中央部にある、人口48,000人の小さな町です。
倉吉市の中心市街は、打吹山の麓で天神川と支流の小鴨川が合流するあたりです。
車を打吹公園側の倉吉市立成徳小学校前の駐車場に止めると、大相撲第53代横綱、琴櫻の顕彰碑があります。
この小学校は、彼の母校です。
その奥に、打吹山から流れる玉川沿いに、白壁土蔵群や甍が広がっています。
この地域は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
伝統的建造物群とは、文化財として価値が高い歴史的な集落や町並みを指します。
この町並みは、価値ある古い建物や塀・石橋などがあるだけでなく、そこに暮らす人々が長い時間をかけて育んできたものです。
室町時代は打吹城の城下町、江戸時代には陣屋町として栄えました。
白壁土蔵群は江戸、明治期に建てられた建物が多く、今でも当時の面影を見ることができます。
玉川に架けられた石橋や、赤瓦に白い漆喰壁が見られる風情のある町並みが魅力です。
かつて、造り酒屋や醤油屋として使用されていた白壁の土蔵や建物が、物産館、喫茶店、ギャラリーなどさまざまな形で活用されています。
レトロな魅力を感じることができる場所です。
ヨーロッパでとりわけ人気の高い、鳥取県鳥取市出身の漫画家、故、谷口ジローさん。
彼の代表作「遥かな町へ」は倉吉市を舞台にしています。
「ふるさとシリーズ」の初回は、人気アニメ「名探偵コナン」の青山剛昌さんのふるさと、鳥取県北栄町にあるコナンロードをお届けしました。
北栄町は、倉吉市に隣接している町です。
「ふるさとシリーズ」の最終回は、鳥取県境港市にある、ゲゲゲの鬼太郎で有名な、故、水木しげるさんの鬼太郎ロードとなります。
鳥取県は、「マンガ王国」として全国に発信しています。
それは、多くの有名な漫画家のふるさとだからです。
是非、一度、お越し下さい。
以上で、白壁土蔵群の紹介を終わります。
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